広大な氷河
旅行で南米・パタゴニア地方を訪れたときのこと。
氷河はほんとに青くてきれいだった。
手前に人がいても粒にしかならないくらい大きくて、ずっと続いてた。
この氷河が溶けてできている川の下流にダムができる計画があるらしい。川にいる水鳥たちの生態系も変わるし、温度が変わって氷河も溶けるだろうと言われてる。大きなお金が動いて雇用が増えるからと町の人も100%が反対ではなくて、明日説明会があるんだ、とツアーのガイドが悲しい顔で教えてくれた。
アンデス山脈をペルーからパタゴニアまで南下してきた。飛行機から見てても、どんな山奥にでも道があった。人ってどこにでも行けるんだなぁと、改めてすごいと思った。けど、ちょっと怖いなとも思った。
3週間かけて北から南に移動したこの旅のことをよく思い出す。
次行けることがあれば、もっと山のなかに入っていける準備と体力をつけていこうと決めている。